電動カートの選び方と注意点
「電動カートを利用したいけれど選ぶときは、どんなことに気を付ければいいの?」
「会社によって何か違いはある?」
など、電動カート選びについて疑問はありませんか?
今回は、電動カート選びで失敗しないために気を付けたいポイントをご紹介します。
検討している理由や重視したい点を整理しよう
まずは、電動カートの購入やレンタルに関心を持つ理由とこだわりについて今一度確認してみましょう。例えば、「電動カートを自分の足のように活用したい」「何かトラブルがあったときにすぐに駆けつけてくれる会社がよい」「とにかくコスト面で手軽に使いはじめられるものを希望」などです。実際に選びはじめると、あれもこれもと気になってしまいます。検討理由を明確にする事で、数あるサービス提供会社の中からご家族と共に希望や要望に応じた会社を選ぶことができます。
電動カートのレンタル会社を選ぶとき
電動カートは、一度レンタルを開始したら終わりというわけではありません。月々のレンタル料だけで決めず、しっかり検討しましょう。レンタル後も、メンテナンスや修理などで安心してお付き合いができる会社かどうかが重要なポイントです。
- 気になる電動カートには試乗できるのか、納得のいく説明が得られるか
- メンテナンスや故障時の対応が迅速か、代車をレンタルできるか
- 専門スタッフの説明やアドバイスは役立つか、介護保険申請の具体的な手続きの説明をしてもらえるのか
電動カートを選ぶポイント
実際に利用してみるまでは気づかない視点というのはあるものです。電動カートを選ぶ際に注意したいポイントをいくつか挙げてみます。
使用者の体の状態に適しており、操作を行いやすいもの
車体だけでなくシートやクッションのデザイン、使い勝手なども車種によって若干異なります。見た目だけでなく乗り降りの動作や走行時の姿勢なども確認し、利用者の体に適したものを選びましょう。どの機種を選んでも操作は簡単なものが多いですが、ハンドルの形や表示に多少の違いがあるので利用者が操作しやすいものを見極めてください。必ずしも新型がいいとは限りません。腰痛をお持ちの方のように、乗り心地を優先するならば、旧タイプのカートであっても、より体に合ったものを選ぶべきです。
自宅周辺の環境や使用したい道の環境に問題なく対応できるかどうか
利用したいと考えている道の状態、坂道の傾斜度や道の凹凸程度、自宅の出入り口の幅、保管場所などについて電動カートが利用可能かどうか確認しましょう。現在の環境に何らかの問題がある場合、大がかりな庭や車庫のリフォームではなく、ちょっとした工夫で電動カートを安全に使用できたり、保管場所を確保できたりする事も多いので、希望する車種を試乗してみることで具体的な対策を考えましょう。
タイヤはノンパンクかどうか
電動カートは、車体とバッテリーだけでも100kg前後の重量があります。これに加えて利用者の体重と荷物を積むことを想定すると、タイヤはそれだけの重さに耐えられるような丈夫なものが必要になります。電動カートには3本または4本のタイヤが装備されていますが、このうちの1本でもパンクしてしまうと自動車と同様にその場から動けなくなってしまいます。このため、現在は重さに耐えられるノンパンクタイヤが装備されているものが増えてきています。
バッテリーの保証の有無
電動カートの原動力はバッテリーです。バッテリーの質や状態も大切なポイントになります。中古品を購入したり、レンタルしたりする場合には、バッテリーの放電テストや実用試験などが実施されているかどうかと保証の有無についてきちんと確認するようにしましょう。
航続距離は十分か
電動カートは1回の充電で約20~40km走行できます。通院や買い物、友人宅への訪問などを想定し、日常生活圏内で必要な距離を走行できる種類を選びましょう。
まとめ
電動カートを取り扱う会社や電動カートの種類は実にさまざま。サービスの内容や特徴を比較して、安心してお付き合いできる会社、安心・安全に使用できる電動カートを探しましょう。