在宅介護のストレスについて

家事や仕事と両立しながらの、先の見えない在宅介護への不安。

 

介護者にかかる日々のストレスは並大抵ではないでしょう。

 

昨今、「介護うつ」になってしまう方はかなりの数に上っており、社会問題のひとつとして問題視されています。

 

ストレスケアは、在宅介護を続けていくうえで避けては通れない問題です。在宅介護のストレスとうまく付き合うためのポイントをご紹介します。

 

在宅介護でのストレスの原因

在宅介護を続けるなかで、ストレスを感じる原因にはどのようなものがあるでしょうか?

 

介護費用の悩みや介助による肉体的な疲労、「この生活がいつまで続くの......」という、先の見えない介護への不安、さまざまな原因が考えられます。

 

介護者の多くが抱えている、代表的なストレスの原因についてみていきましょう。

 

家事に介護、何でも1人で抱え込んでしまう

家のことから介護まで、何でも1人で抱え込んでしまう、これが最も代表的な、在宅介護でのストレスの原因かもしれません。

 

「自分がもっと頑張らなくちゃ」と、自分でも気付かないうちに自分を追いつめてしまう方は多くいらっしゃいます。家事や育児、仕事などをこなしながら介護もしている。このような方々のなかには「なんで誰も手伝ってくれないの」「なんで自分ばかり」「たまには息抜きできる時間が欲しい」などと思いながら、「どうせ誰もわかってくれない」と諦めてしまっている方も少なくありません。

 

しかし、在宅介護は先の見えない長期戦になることが多く、燃え尽きてしまうのです。

 

認知症の介護

「さっきから何度も何度も同じことばかり言って......」「何を言っても聞いてくれないけど、少しはこっちの身にもなってよ!」。理解力が低下し、認知症で物忘れの症状が進行した、お年寄りの介護によるストレスは相当なものです。認知症の症状が進行する過程では、1人では食事が食べられなくなる、風呂に入る手順がわからなくなる、トイレに行くことが理解できなくなる、といったことが起こり、介助での肉体的な負担も徐々に大きくなっていきます。

 

テレビのニュースでも、認知症を発症した親の介護を続けていくうちに、介護者が燃え尽きてしまったことで起きた痛ましい事件が取り上げられることも多くなっています。

 

金銭的な負担の大きさ

施設に入所するのに比べれば、在宅介護に要する費用は少なくてすみますが、それでも介護保険でのサービスを利用すると、1割もしくは2割の負担が発生します。

 

ヘルパーさんをお願いすれば、1割負担で1回に数百円、デイサービスでも1回の利用で1,500円前後と、1回の負担はさほど大きくなくとも、1か月間の利用負担の合計額となると数万円におよぶケースもあります。決して小さな負担だとはいえません。さらに、被介護者の状態によっては、手すりやスロープの設置といった環境の整備も必要になることも。長期戦となる在宅介護では、時に介護の継続すら困難になってしまうこともあり、金銭的な問題は大きなストレスの原因となっているといって間違いないでしょう。

 

在宅介護のストレスとうまく付き合っていくコツ

在宅介護は先の見えない長期戦になることも多いので、ストレスを上手に発散していかないと、介護者は心身ともに参ってしまいます。在宅介護でストレスをためないコツや、簡単にできるストレスの解消法などをご紹介します。

 

ストレスを感じたらまずはこれ

日々の生活のなかで「ストレスがたまっているな」と感じた時、「あなた」はどうしていますか?

 

ストレス解消の方法は人それぞれですが、ショッピングをしたり、映画を観たり、友人と食事や飲みに出かけたりと、何かしらの「楽しみ」に時間を使うことでストレスを解消している人が多いのではないでしょうか。

 

在宅介護でのストレス解消法にも同じことがいえます。「これくらいは自分へのご褒美」と頭を切り替えて、ときには自分の楽しみに時間を費やすことです。「でも、誰が介護するの......?」という方も、家族に代わって介護してもらいましょう。

 

たまには介護をサボる

在宅介護で燃え尽きてしまう方で最も多いのが、「とにかく真面目に介護を続けている人」。真面目な人ほど何かのきっかけで燃え尽きてしまい、「介護うつ」になってしまうようです。

 

「うつ病」の治療の過程で医師が推奨する治療方法のひとつに「疲れたら休む」「会社に行くのが嫌になったら、会社を辞めてしまう」などがあります。

 

これはかなり極端に聞こえるかもしれませんが「環境を変えてみる」というのは、精神的なストレスから脱却するのに有効な方法です。

 

真面目な人にすれば「なんていい加減な!」と思うかもしれませんが、介護者さんが燃え尽きてしまって一番困るのは誰でしょうか? 

 

介護されている人なのです。そのようなことになるくらいなら、デイサービスの回数を一時的にでも増やしてみる、ヘルパーさんの時間を増やしてみましょう。

 

特別養護老人ホームのショートステイなどを利用して、「介護をしなくてもよい時間」を作ってみませんか? 

 

「介護をサボる時間を作る」というのも介護ストレスを解消する立派な手段です。

 

在宅介護で悩んだら、すぐに公的機関のサポートを活用

在宅介護を行っていくうえで生じた悩みや問題は、市区町村の行政サービスや地域包括支援センターに相談できます。

 

悩みの大きさや内容にかかわらず、まずは公的機関の窓口に相談してみましょう。置かれている状況や悩みに応じた関係機関や部署を紹介してもらえます。

 

あなたのまちの「地域包括支援センター」

介護保険法で定められた介護保険の相談窓口を「地域包括支援センター」といいます。

 

地域包括支援センターは、市区町村の規模によって、配置しなければならない割合が定められていて、電話帳で探してみると必ず記載されています。

 

このセンターは、在宅介護で生じた問題への対応、介護施設への入所方法や空き情報の案内、介護保険の申請の支援といった、さまざまな役割を担っている行政の出先機関です。

 

介護で生じた負担やストレスを各種サービスの利用によって軽減する方法のようなアドバイスももらえるので、在宅介護で抱えている悩みがあれば気軽に相談してみましょう。

 

役所の「介護保険の相談窓口」

お住まいの市区町村には必ず、介護保険にかかわる窓口が設置されています。

 

名称は市区町村によってさまざまですが、「介護保険課」や「高齢者支援課」などの名称が多く使われているようです。

 

「地域包括支援センター」と同じような役割を担っており、介護保険についてはその場で申請書の記入方法まで教えてくれますし、在宅介護で生じた悩みや問題にも専門の職員がしっかりと対応してもらえます。

 

いざという時のために、役所に行く機会があれば一度確認してみてもよいでしょう。

 

在宅介護のストレスを1人で抱えてはダメ!

在宅介護の介護者には真面目な方が多く、全てを1人で抱え込む傾向があるようです。この「全てを1人で抱え込む」ことが在宅介護でのストレスの最大の原因。

 

在宅介護の継続を支援するために介護保険サービスがあり、地域包括支援センターという公的機関があります。

 

在宅介護でストレスを感じたら、誰かに助けを求めたり、誰かを頼ったりしましょう。在宅介護は、被介護者の家族だけで行うものではありません。

 

介護者の健康が一番。毎日頑張っている自分を大切にすることを決して忘れないでください。

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