高齢者の歩行介助について

足腰の弱ったご両親が外出や家の中で移動する際に、腕を支えたり、腰にそっと手を添えたりといった歩行介助を行っている方も多いことでしょう。

 

歩行介助においては、介助者さんの負担を軽減するとともに被介助者の転倒を予防するために、絶対に押さえておきたいポイントがあります。

 

ここでは3つの必須ポイントについて確認していきます。

 

そっと寄り添うことが歩行介助の基本

杖を使用されている方が外出される際の歩行介助では、介助者は常に被介助者の脇や腰に手を添えるか腰に手を回し、空いた手でそっと手を握ってあげましょう。歩く速度は相手の歩幅に合わせます。

 

この介助方法のメリットは、ご両親と歩幅を合わせて、同じ目線で前方を注意することができることです。歩道の障害物や段差を事前に回避することが容易になり、歩行中に前方や側方から人や自転車が急に飛び出してくるような事態が起きても、事故を未然に防ぎやすくなります。

 

また、介助される側にとっても、常に体を支えてもらっているという安心感があるため、歩行に集中できるというメリットがあります。

 

転びそうになったらどうする?

歩行中の転倒事故が原因で骨折するケースは多くあります。

 

歩行介助中の被介助者が突然体勢を崩して転倒しそうになったら、無理に腕を引っ張って転倒を予防しようとはせず、体全体で被介助者の体を受け止めながら、床や地面に一緒に「着地」するように心がけましょう。

 

無理に腕を引っ張ると、肩や腕をケガしたり、皮膚の弱い方は裂傷を負ったりすることもあります。

 

テレビや映画などで、車にはねられそうになっている人を助けようと道路に飛び出し、助ける側が、その人を抱きかかえるようにして地面に転ぶシーンを見たことはありませんか? 

 

自分の体でかばいながら地面に倒れる。

 

被介助者に対しても、常にこのイメージで対応しましょう。

 

歩行介助中は常に、転倒しそうになった時にすぐに体を抱えられるよう、被介助者に背中や腰に手を添えておくことが大切なポイントです。

 

介助者の負担を軽減する歩行介助のコツ

車いすやベッドに被介助者を移動させる際の介助方法を「移乗介助」といいます。この「移乗介助」で、腰や肩などに負担をかけすぎて、体を痛めてしまう介助者さんがとても多いのです。

 

このようなことにならないために「ボディメカニクス」というものがあります。

 

「ボディメカニクス」とは、できるだけ体を密着させて相手の体重や反動、テコの原理をうまく利用し、少ない力と小さな動作で介助を行い、介助者と被介助者双方の負担を軽減する手法です。

 

歩行介助にも、この「ボディメカニクス」を応用できます。

 

介助者と被介助者が同じ速度で移動し、できるだけ体を密着させるようにするのです。

 

腰や背中にそっと手を回し、相手の手を軽く握る。移動の方法にかかわらず、同じ速度で移動することが「ボディメカニクス」の重要ポイントです。

 

「そんなこと当たり前」と思うかもしれませんが、相手の腕を引くように歩行介助を行うのと、相手の背中や腰に手を回して密着した姿勢で行うのでは、介助者、被介助者双方への負担のかかり方は全く違ったものとなります。

 

歩行介助で最も大切なこと

歩行介助にもさまざまな方法がありますが、介助を行ううえで最も大切なことは「思いやり」です。

 

足腰が不自由で、思うように歩くことができない被介助者の気持ちを理解しようとするとともに、安心して歩行してもらえるように支援する。

 

相手を思いやる気持ちがあれば、介助者の目や手の動き、歩く速度など、全てが柔らかく優しいものになります。

 

介助に関する知識や技術も大切ですが「相手を思いやる心」も欠くことのできない要素です。

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